自己紹介
■ 私の・・・■■
これまで 香川で生まれ、大阪で育つ。中学教員6年、高校教員11年、まなび場が9年目。
関心あること 元数学教師ですが、数学や自然科学より、人間や社会のことに関心がある人間です。
好きな音楽 最近は、集中して音楽を聴くということはあんまりなく、ジャズをBGMで聴くくらい。
好きな時間 人と話しているとき 考えているとき 歩いているとき 猫と戯れているとき
最近読んだ本 「これからの『正義』の話をしよう」M.サンデル著。自由について考えさせられる。
最近観た映画(DVD)「キャピタリズム」M.ムーア監督。社会の矛盾をシャープに暴いていて面白い。
■考えていること■■
まなび場での過ごし方 「幸さんは、みんながダラダラと過ごしたかったらそうしてていいと考えてんの?それとも、最終的には学校とかに行ってしっかりしてほしいの?」「うーん、それは、両方イエスともいえるし、両方ノーともいえるかな」先日、H君とこんな立ち話をしました。私としては、「ダラダラ」と「しっかり」との対立軸では考えていません。願っているのは、一人一人が生き生きと生きてほしいということです。気持ちが疲れきっているときなどは、だらだら過ごすことで自分を取り戻せるときもあるでしょう。エネルギーがあるときには、努力していくことで充実感が得られると思います。
学校について 学校は同年齢の人が集められている場所なので、学校に行く事で多様な人間に出会う機会ができます。しかし、学校に行けば必ず人間関係ができるわけではありません。学校は、同じ年の人ばかりを大勢集めていること、団体行動が優先されること、競争的な雰囲気が強いこと、などから、そこでは自然な人間関係が築きにくいと感じる人もいます。まなび場のように少人数でゆったりと過ごせる場所が合う人は、そこで人間関係をつくっていくのもいいと思います。
大人になってからも、大人数の職場もありますし、少人数や個人の仕事場もあります。時間に追われる仕事もありますし、ある程度マイペースでできる仕事もあります。学校も、それぞれのニーズや個性にあった場を選択できるのがよいのではないでしょうか。若い人は変化していきますから、今の個性やニーズを固定的に考える必要はないのですが。
<2010年11月「びば!まなびば 2010秋冬号」>